
我が家のシンボルツリー・アボカドさん。
一度台風で倒れながらも、倒れた幹からまた上へと枝が伸び、
それぞれが葉を茂らせ、うっそうとした状態でした。

遠景では森のよう。根元があまりにも暗すぎて虫が発生しやすく
まわりの植物も健康状態が良くないため、一部を残し伐採してもらうことにしました。
昨年、2017年8月のお盆明けのことです。

さーて、ドクター作業開始です。よろしくお願いします!

アボカドの前に、まずは隣に生えているクスノキさんから。こちらも伐採となります。

チェーンソー、すごい音です。

ドクター、いったん腰を落としましたが、

やるぜー!と気合いがはいります。
しかしチェーンソーはかなり重量があります。腰は大丈夫でしょうか?

足をふんばってますね。相当チカラが入ってるのが見て取れます。
ふくらはぎ、張ってます!

早くも木の切り口が見えてきたと思うと、クスノキ倒れました。

こんどは根元近くを…

ぱたりと短い幹が倒れました。
なるほど、最初から根元を切るのはたいへんなので二段階に分けて伐採するのですね。

さて、いよいよアボカドさん。枝をいくつか切り落としたあと、

お、けっこう上の方にチェーンソーをあてました。

と、ひといきふたいきですぐ枝が落ちます。

足元は落とした枝だらけ。片付けたほうがいいかな、と思いましたが
チェーンソーを持っているときはそばに近づかないように言われています。
離れて見守るのみです。

いきおいがついたドクター。迷いもなく幹に挑みかかります。

左から右へと幹が伸びています。これがもともと垂直に立っていた元の幹なのです。

ドクターあっというまに倒しました。
無駄のない動きでスピーディに作業は進んでゆきます。

もう誰もこの男を止められない。

反対側から見たところ。すっぱり切り落とされていますね。

脚立に上がり、

刈り込みバサミでバッシバッシとつぎつぎ枝を落としてゆきます。速い!

どんどん。どんどん。

太い枝が次々落ちてきます。
この幹を根元から伐採する前に、ある程度枝を払ってゆくようです。

そしてノコギリで幹に切れ目を入れてゆきます。

ぎこぎこ。ドクターは左利きです。

いま切った幹の反対側にも切れ目を入れます。

切れ目をはさんで2箇所にロープをかけて結んで…

もうちょっと切れ目を深く…

切り口が見えるでしょうか。
幹を倒したい方向の切れ目(受け口)が鋭いくさび型になっています。
そして反対側に切れ目(追い口)を少し上の位置に入れてゆくと
幹の自重で伐倒するという原理です。

ていねいに切れ目を入れて…

ロープを引くと幹が倒れてきました。
さっきまでは豪快に幹を伐倒させてゆきましたが実は
この少し右側足元にクリスマスローズが何株かありつぶしてはいけないので
今回ドクターは狙った位置に幹を倒すために、ロープで引く方法を選んだのだと思います。
狭い場所で伐採する場合に役立つ技術のようです。


落とした枝のロープをはずします。

かなり重量ありそう…

横たわってる元の幹の寸断も終わりました。
開始からここまで、たった23分しかかかっていません。すごい!

片付けがたいへんそうです…。

大きな枝を刈り込みバサミでカットしては、

養生シートにつぎつぎ乗せてゆき、くるんだものを背中にしょって
ひとつひとつ軽トラまで運びます。
剪定もさることながら、後片付けがたいへんなのだなあと思います。

ほぼ終了。

戦のあと、って雰囲気。木のおがくずでいっぱい。
ドクターが掃除してくれようとしましたが、ここは自分でしますと申し出ました。

通常は掃除までが仕事なのだそうです。
ドクターは弟子あるいは作業者を募集していますがまだいい人が見つかってないようです。
こういった掃除や片付けだけでもやってくれる人がいるとだいぶ助かるのだろうなと思います。
はやくお弟子さんが来てくれることを願います。

アボカド側、全景です。

こちらが開始前の様子。比べるとかなりスッキリしました!

さてドクター、ちょっと休憩を取った後、次はシマトネリコさん。

ばっさばっさ。

かなり大胆に剪定しているように見えます。

はげしくスッキリ。こんなに切って大丈夫かしら、と心配になりますが

これが現在の様子。適切な剪定をするとよりイキイキと葉が茂ってくるのです。

わははは、と葉が立ち上がっているようですね。元気そう!

ドクターの技術を繋いでくれるお弟子さん、はやく見つかりますように祈っています。

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