
わたくしのつたない解説で第二回目メダカ鑑賞会行ってみましょうか。
トップは白透明鱗さん。
ほっぺの赤さが可愛い!と透明鱗は評判高いです。

透明鱗というのはポツポツ点状に他の色素が入って気になることがありますが
この白透明鱗さんはクリアーでとても清潔な印象です。

こんな感じにちょっとだけ黒点が見えるコもいます。
そばかすちゃん、と呼んでいます。

白メダカとはいいますがなんというかパウダーピンクっぽいですよね。
そしてこの右のコはピュアホワイトヒカリという名前です。
さらに純白に近づけようと作られたメダカさん。
もちろん普通体型もいまして、そういえばこのコはややショート体型かな。

黄金透明鱗ヒカリさん。ひれにも色が入ってとてもきれい。
ただ「骨曲がり」が気の毒なところ。
骨曲がりの原因は遺伝子的なものと一般に言われていますが後天的なものもあるとのことで、
私は、もしかして卵時代にまったく卵に動きがなかった、ということも
原因のひとつではと考えています。
採卵して容器に入れておいた場合、時々動かしてやらなければ
卵の中の胚(多細胞生物の発生初期の個体)が殻の内側に癒着し孵化率が下がるそう。
それで、孵化したとしても癒着の影響はやはり出るのではないかな〜と考え
骨曲がりもそのひとつではないかと思えるのです。
子供の頃セキセイインコを飼っていて繁殖の様子も観察しましたが
親鳥はしょっちゅう体の下の卵をくちばしで動かしては座り直し、
またしばらくしたらごそごそと卵の位置を変えていました。
これは「転卵(てんらん)」という行動で例えば養鶏においても重要な作業であり、
多くの孵卵器には一日数回自動的に転卵させる機能がついているそうです。

このコも背骨が湾曲しています。
転卵の話が長くなってしまって恐縮ですがメダカの場合、エアレーションをかけて
常に卵を動かす方法もあると聞きました。

さて、趣を変えてこのコ、オレンジブチちゃんです。
撮影のため3号池から出張に来ていただきました。
メダカには保護色機能があるため池にいたときはもっとタイガースっぽかったのですが
プラケースに入れてもこれだけブチ模様がしっかり出ています。
錦(にしき)メダカとも呼ぶそうですよ。
錦鯉(にしきごい)を目指してつけられたのでしょうか。

上から見るとこんな感じ。撮影している間にブチが少し薄くなってきました。
さて、お次はまず三枚一度に見ていただきましょう。



このコたちはすべてオレンジメダカです。

ハイ!横見がこちらです。
上のコはオレンジの色が淡いのでヒメダカかと思いましたが
尾びれに強いオレンジが入っているのでやはり改良種でしょう。
中央はかなり濃い目のオレンジ半ダルマさん(たぶん)で
いちばん下のコはオレンジ透明鱗ちゃん。小さくてかわゆいです。
上のタイガースちゃんもオレンジですからひとくちにオレンジメダカといっても
いろいろあって楽しいですね。
ただ今後の私の課題はショート体型と半ダルマを見分けることのようです(恥

左が黄金メダカさんで右が琥珀ヒカリメダカさん。
・・・と、ほとんど同じ色じゃないか〜とお思いでしょうが。
琥珀はヒカリしかうちにはいないのでちょっとわかりにくいですが
飴色というか太陽光の元などではとても綺麗なんですよ。

以前外で写した画像です。琥珀ヒカリなので胴体はシルバーに光っていますが
頭の琥珀色は「ああ〜なるほど」とお思いになることでしょう。
黄金と琥珀が色の近い個体があるように琥珀とクリアブラウン(うちにはいないですが)も
近いものがある、 というのも聞いたことがあります。
これはぜひ今年、普通体型の琥珀とクリアブラウンを手に入れて比較してみたい。

さてさて、次はおなじみ青メダカさん。
でも画像で青色を捉えるというのはカメラの色補正がちゃんと出来ていないのか
すっごく難しいんです。 特にこうやって構えてセッティングして撮ったりする場合。
それよりも庭の3号池で自然な状態で写したものがありますのでそれを見ていただきます。

中央の銀色が青パールメダカでその上が青ネイビーメダカ。
青ネイビーは青パープルとも呼ばれており見る角度、光の具合で紫にも見えるんです。

えっと・・・光つながりでこちら有名な幹之(みゆき)さん。
斜め横から見ても背中の光がおわかりだと思います。

これが上から見たところ。青く光ってとてもきれいです。
幹之は実物を見ないとその奥深い美しさを伝えられないと思います。
自分の写真の腕の未熟さにやきもきするというか・・・素晴らしすぎるものは
例えば富士山なども写真ではとてもとてもその雄大さ、美しさ、気高さは伝えられない
というのと似ている、と感じます。


最後に可愛いパンダメダカちゃんの白とオレンジ、 それぞれ透明鱗でシメましょうか。
知識もおぼつかないヨロヨロ解説におつきあいくださってありがとうございました。
毎回、こんなこと書いていいのかな、生意気と思われないかな、とか
あとですごく心配になってしまうんです。かなり弱気なんですよ・・・。
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