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私が初めてビオトープという言葉、そして「本当のビオトープ」について知ったのは
佐渡島におけるトキ放鳥への取り組みについてのサイトを見たときでした。

日本産トキの最後の一羽は2003年に死亡、つまり絶滅しています。
それ以前から日本産トキの絶滅を危惧していた方たちによって
保護の取り組みはなされていたのですが、トキの減少の原因として

●肉や羽根を取る目的での乱獲(1925年頃まで)
●農薬による身体の汚染、並びに餌の減少

をはじめとする様々な要因で残念なことに
「ニッポニア・ニッポン "Nipponia nippon " (学名)」と呼ばれた純血の日本のトキは
姿を消してしまいました。

現在日本に存在するのは1999年に中国から贈られた中国産のトキで
人工繁殖を行ったその子孫たち。
中国からの贈呈されたトキは佐渡トキ保護センターで飼育され
人工繁殖が本格的となり将来的には日本における野生化を目指す取り組みが本格化しました。

そのためにかなりの広域にわたり環境保全型の水田作りからはじまって
生態系の自然のサイクルが作りあげられた場所。
トキに限らず自然界で生きる生物たちがいちばん好む環境、そして餌場、
つまり生きてゆける場所。それを「ビオトープ」と呼ぶのだと知りました。

さらに、作ったらそのまま、ではなく今現在も整備は続けられています。
ビオトープは維持管理に多大な手間がかかるということです。


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私が庭に作っているウォータービオトープは本来のビオトープのいわば真似事です。
自然の環境には及びもつきません。
だからこそメダカやエビたちにとって住みよい環境を整えるために
水草を入れ、それが痛んで水を汚さないようにこまめに手入れしたり
(水草は生物濾過のサイクルに必要。これについては前記事・水草の項に記載)、
水や生体に変化があったらネットで調べたりと少しずつ学びながら実践しています。


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トキ放鳥のことを知ったあと始めたウォータービオトープですから
ビオトープとはその維持に管理が必要、
水鉢でのビオトープでも最低限手を加えるのが本当じゃないかなあ、と感じています。

どうもここ最近「ビオトープって放っておくもの」とよく耳にするので気になっていました。
放ったらかしのままだとアオミドロの異常発生などで鉢内全体が汚れたり
水質が悪化してメダカが酸素不足となったりの状況は
イコール、自然な環境、ではないですよネ
(真冬は下手に手を加えると冬眠中のメダカに悪影響の恐れがあるのでその時期を除いて)。

時間の経過によって水鉢内での生物ろ過のサイクルがきちんと整うと
やることも少なくなってベストな状態なのですが。

でもまあ、こういうものである!と堅苦しく考えてるわけじゃなくて
最低限のこと・・・メダカたち生体が健康で生きてゆける環境を整えれば
好きだからつい世話を焼いちゃう、
でも 忙しいからあまり手をかけられない、でもいいのかな。

それぞれ個人がやりたい、と思ったことをやってみていいのではないかと
この頃は思います。 私も歳をとるにつれ、人間が丸くなったなあ(笑


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庭はかなり自然な状態にしているので鳥やら虫やらたくさんやってきます。
そこにも生態系が出来ているのであまり手は加えません。
水鉢を含めた庭全体がビオトープだと考えています。

●参考サイト 「トキの野生復帰連絡協議会」 「ウィキペディア・トキ」