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前編では生物ろ過のサイクルとバクテリアの重要性を説明しました。
ここからは 鉢内にバクテリアを常時棲みつかせ 水を自然な状態できれいに保ち
生体を健康に育てる を目的に私がビオトープで実際に使用しているものを
メーカーさんの解説を要約して書き出してみます。
ただ、これが絶対、というものではないので
他に詳しい方がいらっしゃいましたらアドバイスをお願いします。


◇底砂◇

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ろかジャリ(コトブキ工芸) 
●ろかジャリは、水がきれいになる砂利型ろ過材で、 土壌改良材として
古くから使用されている原料を高温で焼成し、さらに扱いやすく改良したもの。
●餌や魚の糞などから出る有害物質(アンモニア等)を吸着保肥し、
水草の根からでる電荷に接すると根に対してだけに供給するため水中に有害物質は戻らず、
同時に水草の成長にも役立つ。
イオン交換効果と活性炭効果で水を軟水化し、 脱色・脱臭効果も発揮。
(コトブキ工芸さん解説を参考)

「電荷」とは ・・・ 電子や陽子等の持つ性質のひとつ。
電子はマイナス(-)の電荷、陽子はプラス(+)の電荷を持ち、
互いに引き付けあったり、反発したりすること。
「イオン交換効果」とは・・・ 陽イオン(カルシウムやマグネシウム等)を多く含む水を
一般的に「硬水」といい、生体が取り込むと悪影響の出る恐れがあるため
その硬水を生体に優しいナトリウムイオン=軟水に置き換える働きのこと。
 

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初期の頃は赤玉土を使っていましたが細かい土の舞い散りが
水草や水鉢のふちに付くのが気になりいろいろ調べてろかジャリに決めました。
ろかジャリは何より見た目が明るくてきれいですし、
堆積物の舞い散りも少ないように思います。
掃除の時はザルにジャリをあけて、 飼育水(あるいは汲み置きの水)を容器に取り
そこでジャリの細かい汚れを振るい落とすようにしています。
水道水で洗うとせっかく付着したバクテリアが死んでしまいますし
強くこすり洗うとバクテリアが流出してしまいます。
        

◇溶岩石◇
 
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溶岩だけに多孔質でその微細な孔にバクテリアが棲みつきやすく浄水効果があります。
ヌマエビの隠れ家にもなりますしおすすめです。
チャームさんでは水草付き溶岩石の販売と共に 「ゼオライト」という
火山岩が凝固した石も 奨めています。
私ははまだ使用したことがないのですが アンモニアの吸着などたいへん効果があるようです。                 

◇水草◇

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アマゾンチドメグサなど 根を伸ばす水生植物について。

アマゾンチドメグサは水を浄化する効果が高くコケの抑制にも効果的で、
水面に浮かべておいた方がその効果もさらに高まるそうです。

と水草解説などを見てもこのあたりまでしか書いていません。
そこでちょっと考えてみたのですが・・・

アマゾンチドメグサはご覧のように、節々から根をたくさん出しています。   f2342223.jpg
そしてご存じのように植物は根っこから栄養を吸収しますよね。
餌や魚の糞などから出る有害物質というのは主に
アンモニア、窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウムなどですが
これらはそのまま植物の栄養源なんです。
土植え植物用の肥料の成分表示を見てみると これらの物質が含まれていることが
おわかりになると思います。
私が育てた水生植物の中でもアマゾンチドメグサは特に 節々からの根っこが多く、
放っておくとどんどん伸びます。  

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他にフロッグビットなどの浮き草も 根を出していますね。
つまり、これらの根が直接水の中の有害物質を肥料として取り込み、
結果、水の浄化に役立つ、とそういう結論になりました。

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エビはこれが大好きで お腹が空いたときなど 囓りまくっています。
非常用食料としても役だっていますネ。
前編の「生物ろ過(硝化作用)」でもご紹介したとおり
バクテリアや微生物が有害物質を分解していっても最後に残る硝酸塩を
水草は吸収する働きがありますからぜひ取り入れたいと思います。    



そういえばあと水中酸素の問題などもありました〜。
長くなりそうなので今回は「中編」ということで残りは次回。
スミマセン。