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60cm水槽です。初登場です。

先日来より紹介している水草水槽(+子メダカ)とは別物です。

赤くみえるのは金魚、あと黒出目金もいます。


一部ガラス器に水草を植え込んでいますが、ほとんどは

床に敷いたソイルにしっかり植えつけております。

ぶくぶくと泡の出るエアレーションも行っています。

この状態は「ビオトープ」ではなく「アクアリウム」ですよ…ね?

 



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「ま、そやろな」と黒出目金。


ビオトープ一筋のはずだった私が何故アクアリウム!?しかもいつの間に?
 

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「うん?なして?」とドジョウ氏。


えっと…もちろんきっかけがあります。

以前金魚すくいでやって来た琉金のことを5月11日に記事にしましたが
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あの折、黒出目金と小赤もいっしょにいたんです。

琉金は残念なことになりましたが、そのぶん黒出目金と小赤を死なせたくないと

一念発起して60cm水槽を格安で入手し、エアレーションまで導入して

ひっそりと育ててきました。

 

と、ここで突然「ビオトープの概念」です(皆さん充分ご存知のことと思いますが…)。
 

【ビオトープ(biotope)】とは

生物群集の生息空間を示す言葉で、日本語では生物空間とも略される。

語源はラテン語とギリシア語からの造語で「bio(いのち)+topos(場所)」。

鳥や虫・動物などの生き物が、食事や休息・隠れ家・繁殖地などの

全ての機能を果たせる環境。


たとえば佐渡のトキ放鳥にむけて自然環境を整備し

それを維持する取り組みなどが代表的な例です。

「完全に管理された飼育」とは違い、自然の営みに最初だけ手を貸し

そのサイクルがきちんと機能する状態を作るのが目的です。
 

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最近は「ビオトープ」というと、イコール「水鉢に睡蓮など植えてメダカを飼うこと」

となってしまっているようで、何だかビオトープという言葉のみがひとり歩きしてしまい

そこには思想が抜け落ちてしまっているような気がします。

これは園芸関係などの業者が、安易に宣伝文句に使ったことも

大きく関係しているのでしょう。


ただ、水鉢を導入し水生植物やメダカに親しむうちに自然の深さ、大きさに気付き

ビオトープ本来の意味を体得する可能性がありますから

きっかけとしては一概に悪いことではないと思っています。


以上のことから私は「ビオトープ」「ウォータービオトープ」と
表記を出来るだけ分離させています。

 


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…と、あくまでも自然環境においてのビオトープについて

普段からとくとくと述べている私が、万全な管理が必要な水槽飼育を始めるとは

「何か方向性違うくない?」

と思われてしまうような気がして、えっと…その…恥ずかしかったので

なかなか言い出せなかったのでした~。

 

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長い言い訳じゃねえ…。

しかし、常に上から見下ろす水鉢と違い横から見ることの出来る水槽は

確かに別の楽しさがあります。

アクアリウムにはまる方の気持ちが初めてわかりました。

 

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とは言っても水質検査したり、ろ過装置やCO2機器導入などまでには

至っておらず、まあ、水鉢・水槽と容器が変わっただけですネ。
 

世界が拡がってゆくって、不思議で、そして楽しい。皆さんのブログでいろいろ勉強したいと思います。